『「Google TV」に乗ったIntelとソニー』について
【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】 「Google TV」に乗ったIntelとソニー
●自社技術へのこだわりから脱却するソニー 〜 その一方で、ソニーがかつて抱いていた、自社開発のゲーム機などの要素技術をデジタル家電市場にもたらすというビジョンが消えたことがはっきりした。
Android の前に PalmOS があったわけだが。
コンシューマエレクトロニクスは業界標準に則っとらなければコンテンツの相互利用ができないのだから、常に標準の取り合いだった。
そういう意味で PlayStation の方がソニーという企業体質からすれば例外的だったと思うのだけど。もともと SCE はコンシューマエレクトロニクスのソニー本体ではなく、CBS/SONY の流れから出てきた会社だし。
●AtomベースのスマートTVへようやく進み始めたIntel 〜 ここでちょっと奇妙なのは、企業の性格上、x86にこだわりがあるとは思えないGoogleとIntelが組んだこと。
Google のサービスはクライアント対象が、ほとんどの場合、まず Wintel から提供される。Google Chrome の MacOS X 向けも Intel プロセッサ限定じゃなかったっけ?
現実に(たぶん Google 内部でも) Wintel 向けの技術者が一番多いのだから Google にとって Intel の動向は無視できないと思うのだが。